今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法
膠原病の診断法と活動性の評価
Sjögren症候群
住田 孝之
1
1千葉大学医学部第2内科
pp.1878-1880
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902423
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●Sjögren症候群は原因不明の自己免疫疾患である.
●診断は厚生省シェーグレン病班が定めた診断基準により確定されるが,諸検査の進歩に伴い診断基準にいくつかの問題点も指摘されている.
●炎症が強くステロイド剤が必要となる場合に活動性があると考えられ,主に腺外型や二次性Sjögren症候群が治療対象となる.
●Sjögren症候群の病態解明は,近年,分子生物学的手法により著しく進展がみられた.今後,病因の全貌が明らかにされ,科学的な診断基準が作成されることが望まれる.
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