今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患
主な膠原病・結合組織病
Sjögren症候群
菅井 進
1
1金沢医科大学血液免疫内科
pp.1741-1743
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907009
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ポイント
●Sjögren症候群(SS)の特徴は患者が中年(40〜50歳をピーク)の女性(男女比約1:20)に好発すること,乾燥症状にとどまらず全身性の病変(約50%)を発症することである.
●病変は涙腺,唾液腺の導管周囲を中心としてリンパ球が浸潤し,腺細胞を破壊することによる.
●SSは膠原病に合併する続発性SSと,これらを伴わない原発性SSの2つに大別される.原発性SSは乾燥症状のみのもの(腺性SS)と,何らかの全身症状を伴うもの(腺外性SS)に分けられる.また,一部に悪性リンパ腫などのリンパ増殖性病変を発症する.
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