特集 内科診療にガイドラインを生かす
消化器疾患
潰瘍性大腸炎
小林 健二
1
1聖路加国際病院附属クリニック聖路加メディローカス一般内科
pp.172-177
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107099
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の診断,治療に関するガイドラインは日本からのもの以外に,英語で発表されているガイドラインとして米国,欧州,英国のものがある(表1)1~4).わが国には難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班プロジェクト研究グループ,日本小児IBD研究会,日本小児栄養消化器肝臓学会が合同で発表した「エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン」1)のほかに,難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班から「潰瘍性大腸炎治療指針」が発表されている.本稿では,前者を中心に述べ,欧米のガイドラインとの比較も行いたい.
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