特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update
小腸・大腸疾患
潰瘍性大腸炎
小林 拓
1
,
中野 雅
1
,
日比 紀文
1
1北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センター
pp.1714-1716
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223703
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ポイント
●潰瘍性大腸炎は,若年者に多く発症する,原因不明,慢性難治性の炎症性腸疾患である.
●持続性または反復性の粘血便・血便が主症状である.
●直腸から口側に連続性に分布するが,罹患範囲,重症度はさまざまである.
●確定診断には内視鏡が有用であるが,除外診断が必要である.
●最も基本的な治療は5-アミノサリチル酸製剤の内服薬であるが,効果が不十分な場合も多い.
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