特集 内科診療にガイドラインを生かす
総論
診療ガイドラインの評価方法
東 尚弘
1
,
中村 文明
2
1国立がん研究センターがん対策情報センターがん政策科学研究部
2東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野
pp.21-23
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107072
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評価とは?
物事や活動を評価する際は,その活動が「達成すべき目標をどの程度達成しているのか」という視点が必要である.例えば教育の評価では,新しい知識を得て応用する力がついたか,がん検診の評価では,早期発見により死亡率が減少したか,医療の評価では健康状態の向上や寿命の延長に寄与したか,という視点である.もちろん,その目標は不変ではなく,例えば,昔は自動車の目的はある地点から別の地点への移動であったのが,「快適な移動」により重点が置かれるようになり,移動の過程内容が自動車の評価になる,ということもあり得るだろう.
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