特集 どこが変わった?—糖尿病診療のガイドライン
Ⅰ鼎談
日常診療でのガイドライン活用方法
中西 修平
1
,
守田 美和
2
,
大久保 雅通
3
1川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科
2島根大学医学部内科学講座内科学第一
3内科(糖尿病)久安医院
pp.380-389
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200666
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
『糖尿病治療ガイド』と『糖尿病診療ガイドライン』の捉え方
大久保 1999年に『糖尿病治療ガイド』1)(以下「ガイド」)の初版が発行され,2004年に『糖尿病診療ガイドライン』2)(以下「ガイドライン」)の初版が発行されました.以来「ガイドライン」は1〜2年に1回,「ガイド」は3年ごとに改訂されており,2016年は両者が同時に改訂されました.
今回の「ガイドライン」は非常に厚手となり,中にCQ(クリニカル・クエスチョン)とQ(クエスチョン)が載っています.CQには策定委員会での投票で決定された推奨グレードもついており,合意率も書いてあるのが面白い試みです.また,Qが多いという点は,糖尿病という分野にはファジーなところが多いからなのかと思いました.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.