特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する
総論:薬剤同士の“同じ部分=類似性”をまとめてその特徴を理解する
【投与経路でまとめる】
経口抗菌薬の使い方
大野 博司
1,2
1洛和会音羽病院ICU/CCU
2洛和会音羽病院感染症科
pp.1196-1199
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106886
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ポイント
◎経口抗菌薬選択時にはbioavailabilityの考え方が重要である.
◎特にキノロン系抗菌薬は薬物相互作用により,消化管からの吸収が極端に低下することに注意する.
◎市中感染症で特に頻度の高い,上気道感染症(急性咽頭炎,副鼻腔炎),下気道感染症(肺炎,COPD急性増悪),尿路感染症,皮膚軟部組織感染症,急性下痢症,動物咬傷で経口抗菌薬を上手に使いこなせる.
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