連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・6
片麻痺(脳梗塞)②外来:維持期
鈴木 文歌
1
,
上月 正博
2
1東北大学病院内部障害リハビリテーション科
2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻
pp.1646-1649
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106165
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症例
〔82歳,男性〕
51歳から糖尿病を指摘され,インスリン療法を開始.15年前に脳梗塞を発症し右片麻痺となり,当院に入院し回復期リハビリテーション(以下,リハ)を施行された.退院時,T字杖+短下肢装具で屋内歩行自立,屋外車いすで自宅退院.その後,外来通院を継続していた.介護保険でのデイサービスを週1回利用しリハを続けていたが,徐々に自宅での活動性が低下し,数年前より全身浮腫が進行した.今回,下痢症状を契機に下腿浮腫が著明となり外来受診し,急性心不全のため入院した.
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