今月の主題 新規経口抗凝固薬の光と影
新旧経口抗凝固薬の薬理学的特徴に基づいた使用上の注意
新規経口抗凝固薬の薬効マーカーは考えられるか
大森 司
1
1自治医科大学分子病態治療研究センター分子病態研究部
pp.1002-1006
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105992
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ポイント
★新規経口抗凝固薬の血中濃度は,現行のPT,APTTよりも標的とする凝固因子活性の測定のほうが相関がよい.
★現段階で新規経口抗凝固薬の薬効を評価しうる測定値や測定時間は明らかでない.
★トラフ時のAPTTを測定することで薬剤の過剰投与を予見できる可能性がある.
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