今月の主題 新規経口抗凝固薬の光と影
新旧経口抗凝固薬の薬理学的特徴に基づいた使用上の注意
APTTと内因系凝固機能
橋口 照人
1
,
一瀬 白帝
2
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科血管代謝病態解析学
2山形大学医学部器官病態統御学講座血液・循環分子病態学
pp.1008-1011
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105993
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ポイント
★トロンボプラスチンの概念は1800年代に遡る.
★内因系凝固反応を構成する因子は欠損症・異常症の解析により発見されてきた.
★APTTはダビガトラン,エドキサバンの治療域における薬効モニタリングにはならない.
★APTTは出血傾向の診断法の1つであり,血栓傾向を予知するものではない.
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