今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z
自己注射療法の新たな展開
糖尿病合併妊娠のインスリン管理のコツ
柳沢 慶香
1
,
内潟 安子
2
1東京女子医科大学東医療センター内科
2東京女子医科大学糖尿病センター
pp.856-860
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105950
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★母児合併症の予防のため,妊娠中には厳格な血糖管理が必要である.
★妊娠中の薬物療法はインスリン療法が原則である.
★現在,妊娠中に使用できるインスリン製剤は速効型インスリンと中間型インスリン,そして超速効型インスリンではインスリンリスプロ,インスリンアスパルトの2種類,そしてこれらの混合製剤である.
★妊娠中の糖代謝やインスリン需要量の変化を理解し,インスリン量の調節を行うことが大切である.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.