特集 妊娠糖尿病の理解を深めよう
センサーつきインスリンポンプを用いた1型糖尿病合併妊娠の管理
山下 洋
1
1国立病院機構長崎医療センター 産婦人科
キーワード:
血糖
,
糖尿病-1型
,
糖尿病合併妊娠
,
無拘束モニタリング
,
Short-Acting Insulin
,
インスリン持続皮下注入療法
Keyword:
Blood Glucose
,
Monitoring, Ambulatory
,
Pregnancy in Diabetics
,
Diabetes Mellitus, Type 1
,
Insulin, Short-Acting
pp.573-576
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020274456
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センサーつきインスリンポンプ(SAP)は、血糖自己測定(SMBG)では測定困難な夜間や昼間の血糖変動を把握できる。そのため著しい高血糖や低血糖をくり返す糖尿病患者や厳格な血糖コントロールが必要な1型糖尿病(T1DM)妊婦において有用な機器である。しかし、周産期予後の改善についてはいまだ十分な検討がなされていない。また、SAPの自己負担額が高額である点、装着の煩わしさなどが導入を困難にしている。
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