今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
どのような治療を行うか―実践的アプローチ
重症筋無力症クリーゼ
鈴木 重明
1
1慶應義塾大学医学部神経内科
pp.652-655
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105897
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ポイント
★近年の免疫療法の進歩により,重症筋無力症(MG)のクリーゼをきたす頻度は著しく低下している.
★クリーゼは筋無力性クリーゼとコリン作動性クリーゼに分けられるが,後者の頻度はきわめて低い.
★重篤な球症状に伴い,喀痰排出が悪い場合にはクリーゼに陥るリスクが高い.
★MG急性増悪に対して血液浄化療法あるいは大量γグロブリン療法が選択される.
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