今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ
【遭遇することの多い症状】
運動麻痺
徳岡 健太郎
1
,
北川 泰久
1
1東海大学医学部付属八王子病院神経内科
pp.584-587
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105881
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ポイント
★運動麻痺の原因は多彩であるが,まずは問診,視診および診察を行い,局所診断へと進めていく.
★運動麻痺が軽度の場合は,時に見逃されることもある.患者が診察室に入ってくるときの様子から,歩き方,手の使い方などを注意深く観察しておく.
★問診では,発症様式(急性発症,緩徐進行性),麻痺がどの部位にあるのか(単麻痺,片麻痺,対麻痺,四肢麻痺),麻痺の程度(完全麻痺,不全麻痺),発症前の状態はどうであったかなどを聴取する.
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