連載 演習・循環器診療・10
肝臓ラジオ波治療後,徐脈が遷延した一例
今井 靖
1
,
杉山 裕章
1
,
朝田 一生
1
1東京大学医学部附属病院循環器内科
pp.532-535
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105862
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症例
55歳の男性.
主 訴 特になし.肝腫瘍に対する加療のため入院.
現病歴 刺青歴のある症例で,1992年全身倦怠感が出現,C型慢性肝炎と診断され,その後,近医にて定期的にフォローされていた.2000年肝臓癌を指摘され,肝動脈塞栓術(TAE)施行ののち外科において肝拡大S7切除術を施行した.2006年に再発,以後当院にてラジオ波治療のために繰り返し入院し,2012年1月,肝腫瘍再発に対する再度のラジオ波治療のため入院となった.
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