特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
血液・造血器疾患
骨髄異形成症候群
岡村 精一
1
1独立行政法人国立病院機構九州医療センター血液内科
pp.427-430
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105556
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どのような病気なのでしょうか
▲骨髄にある血液を造る元の細胞が変異して,それから形の変な(異形成)異常な血液細胞が造られて逆に正常な細胞が少なくなる病気です.
▲症状や病気の進展状況や死亡率などの臨床的側面は不均一です.そのため,治療法とも関連して詳細な分類が作られています.病名だけでなく,分類(病型)まで診断しておく必要があります.
▲血球減少の進行はさまざまで,一部は急性骨髄性白血病に進行するものもありますが,白血球減少による感染症.血小板減少による出血などで生命に危険があることもあります.
▲高齢者を中心に患者数は増加傾向にあります.
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