特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
血液・造血器疾患
骨髄異形成症候群
岡村 精一
1
1国立病院機構九州医療センター血液内科
pp.366-369
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101554
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骨髄異形成症候群(MDS)は造血幹細胞の単クローン性造血障害である.これは造血細胞の形態異常(異形成)という共通項でまとめられたもの─あり.症状や予後などの臨床的側面からは不均一な症候群である.治療法や予後とも関連するMDSの病型診断はきわめて重要であり,病型を含めてよく説明する.外来患者では血球減少が前面に立つことが多く,感染症予防,出血予防,心不全などの貧血症状のケアなど長期的に管理することが必要である.
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