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今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 2016 version
骨髄系腫瘍と急性白血病
骨髄異形成症候群
Myelodysplastic syndromes
通山 薫
1,2
1川崎医科大学検査診断学
2川崎医療福祉大学臨床検査学科
キーワード:
異形成
,
芽球比率
,
環状鉄芽球
,
SF3B1異常
Keyword:
異形成
,
芽球比率
,
環状鉄芽球
,
SF3B1異常
pp.807-812
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201314
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Point
●骨髄異形成症候群(MDS)の診断と病型分類には,血球異形成判定と骨髄染色体核型異常の存在が重要である.
●2016年の改訂では病型名が一斉に変更となり,“MDS with〜”という表現でほぼ統一された.
●腫瘍関連遺伝子の異常やフローサイトメトリーの結果のみではMDSと診断する根拠にならない.
●SF3B1遺伝子変異の存在は有意義であり,環状鉄芽球増加病型と診断する根拠になりうる.
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