連載 アレルギー膠原病科×呼吸器内科合同カンファレンス・18
急速進行性間質性肺炎
岡田 正人
1
,
仁多 寅彦
2
1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人・小児)
2聖路加国際病院呼吸器内科
pp.1662-1667
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105386
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後期研修医(呼吸器内科) 今回の患者さんは56歳の喘息の既往のある男性です.1カ月前から37℃台後半の発熱があり,近医で処方された抗菌薬の内服で改善が認められず,総合病院を紹介されCTを撮ったところ間質性肺炎が認められました.その夜から,咳嗽と呼吸困難が増悪したため前医に入院となり,ステロイドパルス施行後にステロイドによる治療が開始されました.パルス後,呼吸状態は一時改善傾向となりましたが,1週間後より呼吸状態は再び悪化したため当院に転院となりました.当院搬送時は意識清明で会話も可能でしたが,リザーバーマスク6 l/分にてSpO2 90%という呼吸状態でした.入院時の胸部画像の解説をお願いします.
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