今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う
潰瘍
透析患者の四肢に生じた有痛性の紫斑と潰瘍
洲崎 玲子
1
,
塩田 剛章
1
,
石崎 純子
1
1東京女子医科大学東医療センター皮膚科
pp.71-74
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104977
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ポイント
★透析患者に手足を除く四肢の潰瘍をみたら,calciphylaxisを第一に考える.
★激しい疼痛と周囲の紫斑が特徴的である.
★血清Ca・P値,血中副甲状腺ホルモン値を定期的に確認する.
★中枢側の潰瘍は,予後不良のサインである.
★早期デブリドマンが,予後を改善する.
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