今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方
血液悪性疾患治療の現状
治療の進歩と予後の改善
脇本 直樹
1
1埼玉医科大学医学部血液内科
pp.2136-2138
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104932
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ポイント
★急性白血病の治療の主体は化学療法であるが,一部に分子標的薬が用いられる.
★Ph陽性急性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病に対しては,イマチニブが有効である.
★びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対しては,リツキシマブ併用化学療法が行われる.
★多発性骨髄腫の新規治療薬としてボルテゾミブなどが登場し,予後が改善しつつある.
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