今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例
膠原病
【心にのこる症例】たかが咳,されど咳
宇都宮 雅子
1
,
岸本 暢将
2
1亀田総合病院リウマチ膠原病内科
2聖路加国際病院アレルギー膠原病科
pp.1452-1453
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104052
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【症例】70歳,女性.咳が治らない.
2カ月前より咳・痰・38℃の発熱あり,近医にて抗菌薬治療されたが軽快しなかった.同院で施行した痰培養・血液培養・結核菌PCR・胸部CTで異常なく,赤沈136 mm/h.同院外来で抗菌薬を継続されたが軽快せず,当院呼吸器内科に紹介となった.
当院呼吸器内科初診後,塩酸セチリジン(ジルテック®)を開始し咳嗽は軽減したものの,微熱・炎症反応高値持続し,何らかの自己免疫疾患が疑われ,当科外来へ紹介となった.
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