今月の主題 ガイドラインを基盤とした心不全の個別診療
鼎談
心不全の個別診療ストラテジー―常に病態生理を考えよう
吉村 道博
1
,
島田 和典
2
,
水野 雄二
3
1東京慈恵会医科大学循環器内科
2順天堂大学循環器内科
3熊本加齢医学研究所
pp.1344-1353
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104025
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医療の標準化や質の担保という観点から,診療ガイドラインへの期待は高まっている.その一方で,心不全の症例に同じ病態は1つとしてなく,また治療のバリエーションは多岐にわたる.このため,実際にどのような治療法を選択するのか,肝腎の答えはガイドラインからは見えにくい.そこで本座談会では,ガイドラインの効用と限界を踏まえつつ,患者の病態に応じた個別診療をどのように行うべきかについて,忌憚なくお話しいただいた.
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