今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
上部消化管の内視鏡診療
【治療】
食道腫瘍のEMR・ESDの基本
小山 恒男
1
1佐久総合病院消化器科
pp.1083-1086
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103970
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ポイント
●リンパ節転移の危険因子は深達度,脈管侵襲,組織型であり,これらを詳細に検討するためには一括切除が必要である.
●EMRでは正確な切除が困難で,切除面積に制限がある.一般的な内視鏡医が十分な安全域を確保して一括切除できる腫瘍径は5 mm程度である.
●ESDでは正確かつ大きな切除が可能だが,高度な技術を要すため専門医が施行すべきである.
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