今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
症例から学ぶ診療プロセス
生活指導が有用であった1例―機能性腸疾患の教育的な症例
村野 実之
1
,
樋口 和秀
1
1大阪医科大学第二内科
pp.893-895
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103357
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ポイント
●IBSを治療する際,患者との信頼関係を構築した後に治療を進める必要がある.
●IBS患者はあらゆる背景因子をもっており,それを十分に理解する必要がある.
●生活指導に際し,決して患者に無理を強いないこと,完璧を決して望まないことに留意する.
●治療は心因性の問題解消,生活指導,薬物療法のcombination therapyが重要である.
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