今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
症例から学ぶ診療プロセス
外科との連携が有用であった潰瘍性大腸炎の1例―炎症性腸疾患の教育的な症例
應田 義雄
1
,
池内 浩基
2
,
松本 誉之
1
1兵庫医科大学内科学下部消化管科
2兵庫医科大学第2外科
pp.890-892
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103356
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ポイント
●重症潰瘍性大腸炎を治療する際は,外科との連携が不可欠である.
●重症潰瘍性大腸炎を治療する際,ステロイドや免疫抑制剤の適切な使用で日和見感染症を起こさないよう注意する必要がある.
●重症潰瘍性大腸炎の治療中に重篤な日和見感染症を発症した場合,積極的な抗菌療法を行い,外科的療法に切り替える判断も必要となる.
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