今月の主題 腸疾患診療のノウハウ
治療
腸疾患の生活指導・食事指導
林 篤
1
,
北洞 哲治
1
1国立大蔵病院消化器科
pp.791-793
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908693
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ポイント
慢性腸疾患の症状は軽いことも多く長期にわたるため自己管理が難しく,生活指導・食事指導が重要である.
過敏性腸症候群では患者に病気を理解させ,患者自身が治療に積極的に関与していると感じさせることが大切である.
潰瘍性大腸炎では過度の生活・食事指導は不要である.女性に対しては妊娠しても安全に薬を使えることを説明するべきである.
Crohn病では厳格な食事指導が必要であり,特に脂肪制限が重要である.
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