連載 研修医のためのリスクマネジメント鉄則集・4
リスクマネジメントのABCD―その2 事故が起こらないような組織をつくる
田中 まゆみ
1
1聖路加国際病院・一般内科
pp.758-760
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103325
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前回に引き続き,リスクマネジメントのABCDより「A:Anticipate(予見する)」について取り上げる.前回は,医師個人として日ごろから,リスクマネジメントの基本となる「予見性」を身につけるにはどうしたらよいかを中心に述べたが,今回は医療機関という組織として「予見性」を身につけるにはどうすべきか,また,個々の医師としてどうこの問題にアプローチすべきか,考えてみることにしたい.
リスクマネジメントのABCD
A=Anticipate……(予見する)
B=Behave………(態度を慎む)
C=Communicate(何でも言いあい話し合う)
D=Document……(記録する)
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