今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
しびれ・痛み診療の実践
がん性疼痛としびれ―薬物療法の手順
国兼 浩嗣
1
1横浜市立市民病院緩和ケア科
pp.280-281
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103222
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
ポイント
●がんによる疼痛の機序はさまざまで,「しびれ」と表現される痛みがある.
●腫瘍による神経の圧迫・障害で起こる痛みを神経因性疼痛と総称し,しびれも一つの症状である.
●がん性疼痛の治療として,NSAIDsより開始し,痛みの程度に応じてモルヒネなどのオピオイドを追加するWHO方式が用いられる.
●神経因性疼痛に対してはオピオイドが効きにくい場合があり,鎮痛補助薬が併用される.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.