今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
しびれ・痛み診療の実践
クリニックで診ていけるしびれ・痛み
内山 富士雄
1
1内山クリニック
pp.245-249
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103214
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ポイント
●絞扼性・圧迫性ニューロパチーの軽~中等症例は,プライマリ・ケア医が診続けることで不必要な専門医コンサルテーションを回避できる.ただし,脳卒中や坐骨神経痛などとの鑑別には注意を要する.
●心因性/原因不明のしびれ・痛みの患者は,根気よくかかりつけ医として診続けることが求められる.共感的な対応,専門他科との過不足ない連携などがポイントとなる.
●精神科医,診療内科医の選択枝が少ない地域では,心因性の患者のよりどころはプライマリ・ケア医である.
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