今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療
膠原病を疑ったときの診断の進め方
膠原病に焦点をあてた身体所見の取り方
膠原病に特徴的な皮膚所見―指先から始めよう
衛藤 光
1
1聖路加国際病院皮膚科
pp.44-47
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103168
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
ポイント
●全身性エリテマトーデス(SLE)では,手指に多彩な紅斑がみられる.
●全身性強皮症(SSc)では,Raynaud症状,手指の腫脹,皮膚硬化,爪上皮の延長,爪上皮出血点(NFB)がみられる.
●皮膚筋炎(DM)では,関節背面の角化性または萎縮性紅斑,爪囲紅斑,NFBがみられる.
●Sjögren症候群(SjS)では,凍瘡様紅斑がみられる.
●混合性結合組織病(MCTD)では,Raynaud症状,手指の腫脹,NFBがみられる.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.