今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ
内科医に必要なメンタルヘルスの知識
パニック障害
佐々木 司
1
1東京大学保健センター
pp.2104-2107
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103020
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ポイント
●過呼吸・頻脈などの発作を主訴とする患者の診察は,パニック障害の可能性も念頭に.
●「パニック障害」と診断されたら,まず治療教育を開始.
●「心のあり方」の病気との誤解を解くこと.
●抗うつ薬(SSRIなど),抗不安薬(特に治療初期)などによる薬物療法が有効.
●心理療法(特に認知行動療法)も有用性が高い.
●治療は長年にわたることが多い.
●うつ病(時に躁うつ病)などを続発することが多いので,長期の治療は専門医に委ねる.
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