今月の主題 内科医が診る睡眠障害
Q&A―睡眠についての疑問に答える
人間はどれくらい寝たらよいのか?
田ヶ谷 浩邦
1
1国立精神・神経センター武蔵病院臨床検査部睡眠障害検査室
pp.1362
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102842
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「何時間眠ったらよいか?」という質問を患者さんからよく受ける.結論から言うと,「日中に居眠りが出ない程度に眠れば十分」ということになる.
日本人が眠るために床に就いている長さ(床上時間)は20~50歳代では約7時間で,男性では40歳代から,女性では50歳代から床上時間が延長しはじめ,70歳以上になると昼寝を含めた床上時間が8~9時間になる1).
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