今月の主題 内科医が診る睡眠障害
睡眠障害診療の基本的な検査
質問法―エプワース眠気尺度など
山城 義広
1
1太田総合病院睡眠障害センター
pp.1265-1267
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102820
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ポイント
●エプワース眠気尺度(ESS)は8つの状況下で眠りに落ちる可能性を自己評価して点数化する質問表である.
●ESSのカットオフ値は10~11点以上とされている
●眠気のすべてではなく,ある側面をみている可能性がある.
●臨床的に簡便であるが疾患特異性はなく,点数が低くても過眠の存在は否定できないことに注意する必要がある.
●過眠の診断には十分な問診を加える必要がある.
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