Japanese
English
今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
過眠症の基礎と検査
Basis and examination of hypersomnia
大森 佑貴
1
,
神林 崇
1
,
今西 彩
1
,
山田 康子
1
,
清水 徹男
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻病態制御医学系精神科学講座
キーワード:
ナルコレプシー
,
特発性過眠症
,
オレキシン
,
睡眠ポリグラフ検査(PSG)
,
反復睡眠潜時検査(MSLT)
Keyword:
ナルコレプシー
,
特発性過眠症
,
オレキシン
,
睡眠ポリグラフ検査(PSG)
,
反復睡眠潜時検査(MSLT)
pp.940-945
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200925
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Point
●過眠症の代表的な疾患としてナルコレプシーが挙げられる.typeⅠとされる一部の症例では脳脊髄液中のオレキシン値が低値となる.
●ナルコレプシーの症状は,日中の過度の眠気に加え,情動脱力発作,睡眠麻痺,入眠時幻覚などのレム関連症状が特徴的である.
●ナルコレプシーの確定診断には睡眠ポリグラフ検査(PSG)と反復睡眠潜時検査(MSLT)が必須である.その正確な施行のためには医療者同士の連携が重要である.
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