今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
その他 ウイルス肝炎診療において知っておくべきこと
肝硬変の治療
中尾 春壽
1
,
野尻 俊輔
1
,
城 卓志
1
1名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
pp.930-933
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102743
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ポイント
●日常生活では肝予備能に応じた指導を行う.
●肝性脳症の予防や栄養改善にBCAA製剤やLESが有用である.
●腹水の治療は,減塩や薬物療法を段階的に施行し,難治性の場合は特殊療法を検討する.
●食道胃静脈瘤では肝予備能,静脈瘤の血行動態,全身状態に応じた治療法を選択する.
●B型肝硬変症には核酸アナログが有効であり今後はETVが第一選択薬となりうる.
●C型肝硬変症のIFN療法では副作用を考慮し,適応を慎重に検討する必要がある.
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