今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
ウイルス肝炎の的確な診断のために
画像診断からわかること
黒河内 和貴
1
1香川大学医学部消化器内科
pp.864-867
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102727
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ポイント
●肝炎の肝障害度,進展度の評価には簡便に行える超音波(エコー)検査が重要である.
●正中縦走査・右肋間走査によって肝臓の大きさ・肝臓辺縁・内部エコーについて評価しよう.
●急性肝炎では肝の腫大,内部エコーの不均一化をきたし,胆嚢壁肥厚を認めることが多い.
●慢性肝炎から肝硬変へと肝機能障害が進んでいくに従って,肝辺縁が鈍角となり裏面が下方に凸となっていく.
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