今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
ウイルス肝炎の的確な診断のために
肝炎ウイルスマーカーの意義と選び方
安藤 量基
1
1後藤医院
pp.860-863
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102726
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ポイント
●核酸増幅法の導入により抗原の測定系の感度は高まったが,測定感度には限界があり,陰性であってもウイルス感染を否定はできない.
●肝炎ウイルスの感染でも一般のウイルス感染と同様,感染の急性期(急性肝炎)の診断にはIgM型の抗体の証明が有用であるが,一部例外もある.
●HBV(hepatitis B virus)やHCV(hepatitis C virus)感染ではgenotypeの違いにより,予後やIFN治療に対する反応性などが異なる.
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