今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する
内科エマージェンシーの診断―確実な診断が患者を救う
頭痛(くも膜下出血,髄膜炎,片頭痛)―良性の頭痛と悪性の頭痛を知る
中村 治雅
1
,
池田 正行
2
1医薬品医療機器総合機構新薬審査第3部/国立精神・神経センター武蔵病院
2医薬品医療機器総合機構新薬審査第2部/国立病院機構東埼玉病院
pp.677-679
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102674
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ポイント
●悪性の頭痛では,「くも膜下出血(SAH)」と「髄膜炎」から考える.
●「突然の痛みだった」「今までに,こんな頭痛は初めてです」(sudden severe headache)なら,くも膜下出血を疑い,脳外科にコンサルトする.
●くも膜下出血は,CTだけでは除外できない.
●髄膜炎疑い例の髄膜刺激症状の診察は,感度と特異度を理解する.
●片頭痛の診断は,国際頭痛分類第2版 (ICHD-II)を理解する.
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