連載 外来研修医教育への招待・3
研修医とともに外来を―ちょっとその前に(後編)
川尻 宏昭
1
1名古屋大学医学部附属病院 在宅管理医療部 地域医療センター
pp.582-585
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102659
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このシリーズも第3回目となりました.今回は,前回に引き続き,外来で研修医とともに勉強をするときに役に立つ教育技法について,皆さんと一緒に勉強してみたいと思います.前回は,成人学習の原則,臨床教育技法の7つのポイントを中心にお話ししました.そのなかで,「研修医(学習者)が今どのような状況にいるか=学習者診断」と「評価(特に形成的評価=フィードバック)」の2点が大切であるということをお伝えしました.今回,後編として,「外来研修における指導医の役目」ということを念頭に置きながら,実践的な教育技法について,ご紹介したいと思います.「外来研修……」としていますが,外来に限らず病棟でも応用できるのではないかと思います.できるだけ,実践に即した形でのお話をしたいと思っていますが,皆さんも,外来で研修医とあるいは病棟で研修医と行動していることを想像しながら,一緒に勉強していただければ幸いです.
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