連載 外来研修医教育への招待・10
研修医の外来診療はマイナスばかり??
山本 亮
1
,
川尻 宏昭
2
1佐久総合病院 総合診療科
2名古屋大学医学部附属病院 在宅管理医療部 地域医療センター
pp.1978-1982
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102992
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これまでの数回ではケースを挙げながら,「緊急度」,「見逃してはいけない」,「頻度」という軸を使い,さらにフォローアップという「時間軸」も利用して外来教育を行っていく方法について述べてきました.ここまで読み進めていくと,「研修医が外来診療を行うことは大変だなあ」,「患者さんにとって時間もかかるしあんまりよくなさそうだなあ」と思われている方も多いかもしれません.本当に,研修医が外来診療を行うことはマイナスばかりなのでしょうか? 今回は,研修医が診察することでよかったケースについて,少し考えてみたいと思います.
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