プライマリケアにおけるShared Care 尿失禁患者のマネジメント・15【最終回】
【座談会】尿失禁におけるShared Care
E. P. Arnold
1
,
今井 稔也
2
,
今丸 満美
3
,
福井 準之助
4
,
杉村 享之
5
1University of Otago, Christchurch School of medicine, Department of Urology
2たいとう診療所
3医療法人青洲会訪問看護ステーション「おおぞら」
4聖路加国際病院泌尿器科
5Department of Urology, Christchurch Hospital, Christchurch, New Zealand
pp.346-357
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102535
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
福井(司会) 皆さんにお集まりいただきましてありがとうございます.まずアーノルド先生に海外でのShared Care,特にコメディカルを含めた医療スタッフが尿失禁の診断や治療の分担にどのようにかかわってきたかをご紹介していただき,これを基にわが国での失禁ケアをどのように分担することが適しているのかについて皆さんと討論を進めたいと考えます.そして,本日の討論がわが国の泌尿器科医や婦人科医,かかりつけ医,およびコメディカルの人たちの今後の指針になればと思います.
本来,Shared Careという言葉自体は専門医とかかりつけ医の間に用いられたケアの分担を表す言葉でしたが,この連載では,コメディカルを含めてのShared Careということで企画させていただきました.
それでは最初に今丸満美先生から自己紹介をお願いします.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.