今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方
気道感染と抗菌薬のえらび方
ペニシリン耐性肺炎球菌肺炎の治療
森澤 雄司
1
1東京大学医学部附属病院感染制御部(感染症内科)
pp.222-225
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102507
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ポイント
・ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)という場合,時にペニシリン中等度感受性肺炎球菌(PISP)を含んで表現されていることがある.
・PISPとPRSPが肺炎球菌に占める割合は,世界の平均では36%であり,日本では64%と高い傾向がみられた.
・耐性菌を作らないための抗菌薬の適正使用が重要である.
・肺炎球菌ワクチンの普及が今後の課題である.
・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症は第4類感染症(定点把握)である.
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