今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方
気道感染と抗菌薬のえらび方
インフルエンザ感染後肺炎の治療
多田 慎也
1
1香川労災病院内科
pp.226-228
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102508
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
・高齢者や慢性呼吸器疾患を有する患者では,肺炎合併のリスクが高い.
・4~5日以上高熱が続く,あるいはいったん解熱後の再発熱は肺炎を疑う.
・肺炎の起因菌としては肺炎球菌,次いで黄色ブドウ球菌,インフルエンザ桿菌などであり,ペニシリン系抗菌薬,第1,第2世代セフェム抗菌薬,マクロライド系抗菌薬を選択する.
・基礎疾患のある例ではグラム陰性桿菌も考慮し,ニューキノロン剤,第3世代セフェム系抗菌薬,カルバペネム系抗菌薬を選択する.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.