今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺疾患をCTで診る―気道病変
びまん性汎細気管支炎(DPB)
藤田 和恵
1
,
吾妻 安良太
1
,
工藤 翔二
1
1日本医科大学呼吸器・感染・腫瘍内科
pp.336-337
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102021
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ポイント
●DPBは慢性副鼻腔炎を伴った慢性の気道炎症で,慢性の膿性痰・咳と副鼻腔炎症状,呼吸機能検査で閉塞性換気障害を呈する点が重要な臨床所見である.
●胸部X線,CT所見はきわめて特徴的で,粒状影・小結節影,肺過膨張,細気管支壁肥厚,気管支拡張所見などの存在が診断のポイントとなる.
●高分解能CT(HRCT)では,胸部X線検査や通常CT(conventional CT)で描出しにくい小葉中心性の粒状影が認められ,診断的意義が高い.
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