連載 内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応・1【新連載】
うつ病
中尾 睦宏
1
1帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科
pp.172-176
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101985
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うつ病は,抑うつ気分,意欲や興味の減退などの精神症状だけでなく,疲労感,不眠,食欲低下,頭痛,吐き気などさまざまな身体症状を呈する(表1)1).そのため,うつ病患者は,内科や一般診療科を受診することが多い.うつ病患者の60~70%はまず内科を受診し,最初から精神科や心療内科を受診する例は10%程度という報告もある2).本特集の1回目はうつ病に焦点をあて,身体症状をヒントとしたうつ病の診断法や精神科・心療内科へ紹介する目安などについてまとめる.
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