特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
血液生化学検査
血液ガス・電解質・微量金属
Ca/P
伴 良行
1
,
伴 良雄
2
1昭和大学医学部附属烏山病院内科
2昭和大学医学部第3内科
pp.276-278
発行日 2005年11月30日
Published Date 2005/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101800
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正常と異常の判断
1. 血清Caの基準値
体内のCaの0.1%が血中に存在する.約50%がイオン化Caとして存在する.血清総Ca基準値は施設によって異なる.低蛋白血症は血清Ca濃度に影響するので,アルブミン濃度で補正する.血中アルブミンは日内変動があり,早朝に採血する.
血清Ca基準値:8.5~10.5mg/dl
補正Ca値(mg/dl)
=実測Ca値(mg/dl)+4-アルブミン値(g/dl)
血清イオン化Ca基準値:4.2~5.0 mg/dl
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