Japanese
English
特集 腎臓の自動制御機構
【各論】
Ca,Pホメオスタシス
Ca, P homeostasis
谷藤 和也
1
,
小池 萌
1
,
宇賀 稔
1
,
塩崎 雄治
1
,
瀬川 博子
1
TANIFUJI Kazuya
1
,
KOIKE Megumi
1
,
UGA Minori
1
,
SHIOZAKI Yuji
1
,
SEGAWA Hiroko
1
1 徳島大学医歯薬学研究部 応用栄養学分野
キーワード:
PTH
,
活性型ビタミンD
,
FGF23
,
CaSR
Keyword:
PTH
,
活性型ビタミンD
,
FGF23
,
CaSR
pp.736-741
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000375
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はじめに
カルシウムとリンは多くの身体機能にとってきわめて重要であり,その血中濃度の調節は,腸での吸収,腎臓での再吸収・排泄,そして体内のカルシウムとリンの主要な貯蔵場所である骨からの交換の協調作用によって厳密に制御されている。これらの調節は,生体のカルシウムおよびリンの需要に応じて副甲状腺ホルモン(PTH)と活性型ビタミンD,骨由来の線維芽細胞増殖因子23(FGF23)などのホルモンの制御下にある。
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