特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
代謝・栄養障害
糖尿病性昏睡
目黒 周
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.385-388
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101559
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高度の高血糖から意識障害に至る糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と高血糖高浸透圧症候群(HHS)は急性期の治療には共通点が多いが,原因,予後,慢性期の治療法は大きく異なる.意識障害から回復後にインスリン注射を永続的に必要とする場合もあり,スムーズな慢性期治療への移行を念頭に置いた説明を心がける.低血糖性昏睡は治療に伴う合併症であり,予防のための指導が重要であると同時に,きちんと対応すれば怖いものではないことも理解してもらう必要がある.
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