特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
呼吸器疾患
肺癌
三尾 直士
1
1京都大学医学部附属病院呼吸器内科
pp.332-334
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101545
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肺癌は頻度が高く予後が悪い疾患である.症状が出にくく,初診時に約70%の患者はすでに治癒的な治療ができない病期にある.非小細胞肺癌で切除可能な場合には外科的治療を中心に治療していき,小細胞肺癌では化学療法を中心に治療を行っていくが,大部分の患者において治癒は望めず,治療中における社会復帰や在宅での看護体制・終末期医療をどうするかを患者本人と十分に相談しながら診療を進めていくことが大事である.
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